内容説明
鉄道業界のタブーすべて教えます。
目次
01 事件ばかりの鉄道の現場(マグロの車両が入りました;見つからない右手;台風来襲時の現場;台風に弱い鉄道;無人駅、夏の悲劇;海外旅行帰りはストレスがいっぱい;鉄道警察隊の仕事;鉄道警察隊)
02 タブーだらけの鉄道の管理部門(新型車両はこうして作られる;技術系の大卒総合職;危険すぎる車両故障;列車遅延は9分です;理解しがたい仕事の数々;官僚的)
03 複雑怪奇な鉄道の人間模様(鉄道とは労働組合の世界です;社宅でのビラ配り;驚くべき乗務員の生態;あれ?快速だっけ?;記憶に残る鉄道ファン;マニア向けイベント列車でマニアを怒らせる)
著者等紹介
佐藤充[サトウミツル]
大学卒業後、大手鉄道会社に総合職として入社。駅、車掌、運転士などの現場実習を経て、車両メンテナンスの現場に配属。定期車両メンテナンス、車両運用、車両故障などの業務を経験して支社へ異動。支社では主に車両故障の業務を担当する一方で、労働組合にも従事。サイト「鉄道業界の舞台裏」を運営している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばちゃん
1
著者は鉄道会社に勤めた経歴を持つ佐藤充。曰く、鉄道のラストランのイベントでは涙ぐむファンもいて大変盛り上がるが、主催している側は、新型車両の導入を本社に要望してきた、誰よりも早く旧車に無くなって欲しいと思っている人間である…。現場ならではの逸話が多く、また、鉄道業界への就職や転職を考える人にも実態が伝わる好著と感じた。一つ心配なのは、明らかに反復継続しているであろう事故の社内虚偽報告の件など、守秘義務に違反するのでは…と他人事ながら心配になるところが、訴えられないのだろうか?2013/01/08
たかしくん。
0
最近、この手の鉄道裏話本が増えてますね。それぞれ著者が違うのが、またおもしろいですが。2012/06/20
Daisuk
0
鉄道会社の裏側が分かり参考になるが、人間臭すぎて希望が見えない。安定会社だからこそ複数の部署や労働組合がいがみ合っている印象で、これは仕方ない前提として話が進んでいる。2021/08/11