感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきさ
5
心は体、身体は心。難しいことを言うと西洋では「我思う故に我あり」で有名なデカルトが心と体は別のものだ、と言い出して以来、頭が自分で身体の主人だとされて、それが日本でも根付いた。だがしかし、本当は心は身体で、身体は心、同じものなのだ。身体は賢いので「間違って風邪をひく」なんてことはありえない。身体は身体をメンテナンスモードにするために風邪をひく。風邪をひくと血糖値は下がり、筋肉は柔らかくなり、頭はゆるみ、がん細胞は小さくなる。読むと、身体への感謝と不調への対処法がわかる、わかりやすく整体を論じた貴重な一冊。2019/05/04
葉
4
体の歪みは気になっているので、意識的に線対称に立つよう心がけている。どうやって病気を遠ざけるかという後天的に体に作られる病について整体学から紐解いている。花粉症についてはじめに取り上げている。肝臓が疲れている人は昼に体臭がきつくなるらしい。体のねじれなども花粉症の原因らしい。骨盤と呼吸器のねじれが乳癌をつくる。体の構造から若返りの方法を読み解くこの本は骨盤や背骨、胸椎の体操がポイントであるという。2017/02/20
chiuchiu
2
体と心のバランスがおかしく、図書館を漁って5冊目。落ち込みや不安が酷く、心から回復できないのなら体のメンテをすれば良いと教えてくれた一冊。整体学の先生が書いていて文章は正論だろう、とは思うが、本当に、心身がキツイ時期に自分の状況を正視するのって結構勇気要ると思う。でも内容はとても興味深かった。花粉症の話とかは、そうなのか?とも思わなくもないが、東洋医学的な観点に興味がもてた一冊。2020/12/26
あんなちゃん。
0
東洋医学的な観点とも言える本。整体学の良さが突出してる本。
うちこ
0
アトピーや、具体的に慢性的な不調がある人は、後半の体操の紹介がとても参考になります。 【「花粉症」というネーミングは、この自然界では決してなくならないものを悪者にする、巧妙な意識操作。(23ページ)】という表現が序盤に登場し、以降は力強いナチュロパシー理論が炸裂。 「誰も書かなかった整体学」と比べて、健康ビジネス社会への鋭い指摘が多くなっています。2013/04/17