内容説明
「今回のチャンピオンはうちがやるということで…」談合は常識 参加しないと仕事がない!業界から干される。
目次
第1章 ガサ入れ!
第2章 誰が談合をつくるのか?
第3章 落札予定価格をさぐれ
第4章 避けられない談合業者への道
第5章 大荒れ現場説明会
第6章 談合元締めVS談合破り
第7章 責任をなすりつけあう役員たち
第8章 指名停止で倒産するか?
第9章 ニッポンから談合が消える日
著者等紹介
加藤正夫[カトウマサオ]
大学卒業後、不動産業、質屋、警備員などの職を経験する。警備会社の経理となり、いつの間にか談合を手伝わされるハメに。会社が不正入札で摘発され指名停止処分を受けて経営が傾くと、大量解雇の任を負わされる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
3
談合というのは,残念なことではあるが,日本の各地で起こっている.これにより,私たちは本来よりも高い税金を払うことになることは事実である.談合が雇用を確保しているということは事実ではあるが,だからといってずっと残していてよいものではないだろう.2012/04/29
Yasutaka Nishimoto
1
理屈的には知っていても、その手口、臨場感はなかなかの迫力があった。公的な事業の入札という、役人もずぶずぶな感じがいい。内々での口裏合わせと、入札時の茶番劇。日本という国を作っていくとき、そのコストを膨らましながらやってきた付けは大きい。2022/01/30
Heyryo Motoyama
0
カルテルなんかも同じでしょうね。自分の知らない世界なので小説みたい。談合、カルテル、随意契約…これを必要悪と思った方が経済効果と実益が高そうですが…これを解決するには善の定義が必要ですね。2015/01/11