内容説明
人形供養で知られる和歌山市加太の淡嶋神社周辺である噂がささやかれていた。足袋をなくした裸足の市松人形が夜な夜なさまよい歩いて女性の靴を奪う―と。そんな折、海岸で殺害された女性の遺体が発見される。彼女は裸足、そしてなぜか靴が消え失せていた…噂は本当だったのか?事件の謎を妖怪犬・犬姫が推理する、妖怪探偵犬姫シリーズ第4弾。
著者等紹介
前田朋子[マエダトモコ]
1959年和歌山県生まれ。早稲田大学商学部卒。丸紅(株)勤務を経て、現在は主婦。小説推理新人賞、神戸女流文学賞で最終候補に、まんが&ムービーオリジナルストーリー募集では国際審査に残る経歴を持つ。第2回ぶんりき大賞受賞
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