内容説明
戊辰戦争で破れた会津藩士たちは、その後各地に散っていった。苦境の中で知る人の情け。尽きもせぬ師弟愛と友情たるや、そもそも何に由来するのか―。天は彼らに更なる試練を与え給うる。会津の美学は切ないくらいに悲しく見えるが、しかしこれに耐えて生きていくことこそ、真の武士道とは覚えたるなり。『望郷の軌跡』『蘇る栄光』に続く、会津藩士奥義シリーズ第三弾。
著者等紹介
波村雪穂[ハムラユキホ]
東京都出身。新劇団「現代座」文芸演出部・演出助手、「東宝株式会社演劇部」日劇制作室・舞台監督兼助手を経て後、映画に転向。「劇映画」「TV映画」「教育映画」「記録映画」にて助監督を務めてから監督に昇進、作品多数。現在は執筆に専念の身
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。