内容説明
「愛しいという想いを、ぼくの感情の中から抹殺できれば、それほど苦しまずに地球の終焉を待っていられるのに。」十月の晴れた日、ぼくと彼女は水族館で出逢う。現代社会に生きる息苦しさから、彼女も「いっそのこと何もかもなくなればいい」としながら、二人が望んでいるものは、自分自身と地球の浄化と再生だった。
著者等紹介
池田浩子［イケダヒロコ］
１９６６年（ビートルズ来日の年）、宮崎県生まれ。大分市在住。趣味は書くこと、歩くこと（カメラは必需品）、ひとり旅。山登り。主な著作と受賞作品に１９８８年「席がえドキドキ四年生（安田くんについて）」ポプラ社、１９９２年日本動物児童文学賞「がらくた置き場のたからもの」、２０００年「のら犬のクラスメイト」ハート出版
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