内容説明
東京のカタカナ商売に飽きて、海と実家のある小さな街に戻った政史は、川辺に建つ空家の裏に、人目を避けて営業を続けるショットバーを見付けた。バーテンは硬派な役者崩れ、オーナーは酒乱で間抜けなボートピープル。色気たっぷりのバイト娘と、夢の援助交際にもつれ込んだのは良かったのだが…。したたかな怠け者達の、ちょっと遅れた青春物語。
著者等紹介
菅原大輔［スガハラダイスケ］
１９５７年生まれ。以後現在に至るまで、神奈川県逗子市に暮らす。横浜市立大学文理学部化学科卒業。在学中よりイラストレーター、デザイナー、美術作家、楽器の研究及び制作家として活動。’８５年第１回毎日国際インダストリアルデザインコンペティション特選第１席（Ｇｒａｎｄ Ｐｒｉｘ）を筆頭に、コンクールでの入選、入賞多数。ガレージメーカー、湘南うさぎ楽器を主催。不惑の歳より文人の生活に甘んじ、玉兎庵（ぎょくとあん）庵主。兎屋幸四郎を名乗る
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