内容説明
マウア歴５３８年…長年続いたマウア帝国の歴史にも数多の陰りが生じていた。仲間の犯した「総督殺し」の罪を被って、故郷トリテアを出奔した「名無し」のギャメルは、リュガス伯アルトワ統治下の古都カルナテルンの闘技場において、剣闘士として真剣勝負に挑む日々を送っていた。警備隊長ハロン、血薔薇騎士ローザらの紹介でアルトワと面会したギャメルは、皇太子の御前試合に出場するようにとの依頼を受け、何気なしにそれを受けるのだった。
著者等紹介
三角隼人［ミスミハヤト］
１９６２年大分県臼杵市生まれ。早稲田大学法学部卒業、コンピュータープログラマー、営業、ホテルの開業準備室長などを転々とした、司法試験崩れ。現在は、仲間とともにインターネット会社を営みつつ、長年の構想であるファンタジー作品を親筆し続けている二足の草鞋男
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