内容説明
マクロ経済学の原点であるケインズ経済学に主軸を置き、新古典派経済学との対比を絡めながら、歴史に即した解説を試みる新しいスタイルのテキスト。今日的な問題意識からオープンマクロ、経済成長論、所得分配などのテーマを扱い、ひと続きのストーリーによりマクロ経済学の基礎理論を説き明かした。理解確認のための問題を節末・章末に挿入している。2色刷。
目次
なぜマクロ経済学が必要か
国民所得の測定
国民所得の決定(1)―消費関数と45度線分析
国民所得の決定(2)―45度線分析とマクロ経済政策の基礎
国民所得の決定(3)―乗数効果
国民所得の決定(4)―投資と利子
国民所得の決定(5)―利子と貨幣
国民所得の決定(6)―IS‐LM分析
国民所得の決定(7)―IS‐LM分析とマクロ経済政策
オープンマクロ経済学の基礎
経済成長論(1)―ハロッド=ドーマーモデル
経済成長論(2)―新古典派成長モデル
インフレーションとデフレーション
マクロ経済学と所得分配
著者等紹介
井上義朗[イノウエヨシオ]
1962年千葉県に生まれる。1984年千葉大学人文学部卒業。1991年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。千葉大学法経学部を経て、中央大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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