内容説明
本書は、財政学のエッセンスをわかりやすくコンパクトにまとめ好評を博してきたテキストの待望の改訂版です。改訂にあたり、最新の財政制度の情報と財政データにもとづき内容を刷新しました。全章を通して左頁に本文解説、右頁に財政データや概念図を配した左右見開き構成とし、現実感覚と直観的理解を生かすアプローチをとっています。経済学の予備知識がなくても読み通せる一冊です。
目次
第1章 財政と財政学
第2章 公共財
第3章 租税の基礎
第4章 租税の各論
第5章 公債
第6章 国と地方の財政関係
第7章 社会保障
著者等紹介
上村敏之[ウエムラトシユキ]
1972年神戸市生まれ。1994年関西学院大学経済学部卒業。1999年関西学院大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。2000年博士(経済学)取得。同年東洋大学経済学部専任講師。その後助教授、准教授、関西学院大学経済学部准教授を経て、関西学院大学経済学部教授(2009年4月から)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みどるん
4
図が豊富なので歳入歳出の流れや国地方の相関関係がわかりやすかった。関数グラフ部分はミクロ経済学の知識が無いと計算を追えない。読みやすい財政学の本はなかなかないので足がかりに良い。2014/04/27
はひへほ
1
このシリーズ、知ってるところは右ページの図表でささっと確認して、知らないところは文章で読んで理解できて、便利。文献案内も最後についていて次のステップに進みやすいし、各章末にまとめが書いてあっておさらいもしやすい。2015/03/06
ぽん教授(非実在系)
0
見開き型で右側はコラムや図録であるというサクサク読みやすい形式。左の文章もわかりやすいほうだとは思うが、ミクロ経済の知識がしっかりしてないとなぜそれがそうなるのかピンとこないところも多いような気がする。本書は財政学のエッセンスを凝縮したものであり、もう少し詳しい本を読まないと一通りの完成はしないように思えるが、とっかかりには良いと思った。2014/04/06