目次
戦略形ゲームと戦略の支配
逐次消去均衡
ナッシュ均衡
2人ゼロ和ゲーム
混合戦略の導入と均衡点の存在
展開形ゲーム
偶然手番のある展開形ゲームと完全ベイジアン均衡
繰り返しゲーム
提携形ゲーム
提携形ゲームのコア
コアの存在条件といろいろなゲームのコア
安定集合
仁と破産問題
交渉集合とカーネル
シャープレイ値
シャープレイ値の投票問題への応用
ナッシュの交渉問題
著者等紹介
船木由喜彦[フナキユキヒコ]
1980年東京工業大学理学部数学科卒業。1985年東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。東洋大学経済学部専任講師。1995年東洋大学経済学部教授。1998年早稲田大学政治経済学術院教授。理学博士。専門はゲーム理論、実験経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金糸雀
2
全体を通してみると武藤入門ゲームの次、というあたりの難易度。前半の非協力は証明をほぼ岡田(2011)に投げてたり不動点定理を突然出してきたりと微妙。後半の協力ゲームの方は中山船木武藤のエッセンスを抽出したような感じになっている。というわけでこれ読んだら岡田(2011)や三者の協力ゲームに進むのが模範的だと思う。コアに関しては比較的詳しい。マッチングは扱っていないので演習とはそこが内容的に食い違っている。ゲームの理論の本はどれも似通った内容で難易度と例の豊富さくらいしか差別化する要素がないようにも思う。とり2012/06/28
葉
1
武藤<船木<岡田といった難易度だと思う。個人的に著者の演習ゲーム理論の方が好きである。ビッグボスゲームはバビロンのゲーム、CGゲームなどはあちらの本には書かれていなかった。提携のところからはしっかりと基礎的事項が書かれており、実力を付けるには非常に良いと思う(平衡ゲーム辺りからが非常に良かった。)。逆に、ベイジアンや繰り返しゲームなどはあっさりとしている。ナッシュ交渉解を後の章に持ってくるのは武藤ゲームと異なる。証明もわかりやすいのでしっかり復習しようと思った。2014/03/24
かっぱき
0
ゲーム理論がどういうものかという概形を理解するのに役立ちました。 著者は特に非協力ゲームに重心を置いているそうです。2013/01/28
枕流だった人
0
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