内容説明
法廷傍聴を素材に刑事法の基礎を解説。司法試験考査委員でもある著者の手による「入門の入門」の書。刑法・刑事訴訟法・刑事政策・少年法などテーマ毎に、90年代以降の刑事事件の法廷傍聴から得られた身近でリアリティのある「法を考える」ための糸口を紹介。被害者保護立法・「少年法改正」問題など最近のトピックスについても言及している。
目次
第1章 法廷で何を学ぶか―傍聴日誌から
第2章 刑事政策の世界―「罪と罰」を傍聴する
第3章 少年事件の世界―非行を考える
第4章 刑法の世界―「犯罪」を傍聴する
第5章 刑事訴訟法の世界―刑事裁判とは何か
第6章 法の正義―フィールド・ワークの勧め