内容説明
２０００年、春。ケータイサイトで発表された連載小説『Ｄｅｅｐ Ｌｏｖｅ』シリーズ。その存在は口コミで広がり、アクセス数は実に２０００万件を突破。アユに共感し、涙した読者から何万通ものメールが寄せられました。第２部『Ｄｅｅｐ Ｌｏｖｅ ホスト』の主人公は義之。『アユの物語』で渋谷の街に消えた義之のその後の運命とは？そして、義之にふたたび空を見上げる日は訪れるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maimai
36
愛する人の死、人の汚い部分を見てきた義之は人の欲望を知るためにホストになることを決意します。親に捨てられ、情を持つことの無意味さ、金の持つ力に魅了されたホストのオーナー拓をはじめ様々な人と関わるようになる義之。物語が進む中で息子を救うために指を切り落とした母親の姿を知り愛情に気づく拓、医療ミスで両目を失うも懸命に生きようとする少女アユの姿。人の温かさに触れて心を取り戻していく義之と拓の姿には感動します。人の汚い部分に閉ざした心を暖めてくれるのは人の愛情。自分達は愛情がないと生きていけないんだと思います。2016/08/07
ひまわり*
5
読了整理◆懐かしい携帯小説パート２。持っていたのはこのタイプの本ではなかったが…。一部に続き当時の自分には衝撃的でした。★★★☆☆
anchic
4
内部異動で自弁品等を扱う部署に配属されたので、当院で閲覧禁止とされた本だったので読んでみました。読んでいて不快に感じたし、これを読まずとも他にもっといい本はあるだろうと思いました。これを好き好んで読むガキどもが理解できない（理解しようという姿勢ではあるが）。2012/12/05
みぃ
3
内容は、良いと思うけど文法が少し気になる・・・2013/08/08
tooka
1
2部は読んでいると何かに似ている感じがしていた。『目撃!ドキュン』『嗚呼!バラ色の珍生!!』のあのノリだ。新しい表現手法でもアプローチでもない。中高生から支持された原因は、単純に描かれた自己犠牲の精神に感動したか、日常からズレた非現実（遠くはないが、決して近くない冒険）に対する一種の憧れをそこに見たのかもしれない。2009/10/18
