出版社内容情報
会社が潰れ、インドへ逃げるという社長とそれについて行く女子社員。インドへの行き方もわからぬ無計画な旅は奇妙な方向へ…。
現在入手困難な『ケキャール社顛末記』をあらたに全編描きなおし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Mark.jr
3
夢やシュールな内容を題材にした作品を書く漫画家は色々いますが、夢そのものような論理を拒む突拍子の無さや、玩具箱ひっくり返したかのような見飽きない造形を(何気にこれが一番脅威ですが)デビュー以来ずっと目減りせず続けている点において、逆柱いみり先生の右に出る者はまずいないです。2024/02/29
高須力弥
3
逆柱先生の世界に入り込める、いつまでも読んでいたくなるような本です。2023/11/26
abaoaquagga
2
会社が潰れ、借金取りから逃げるべくインドへ向かう女性社員とネコ?社長の白昼夢的珍道中、の頁数倍増リメイク版。いつもの移動場面が追加されただけかと思いきや、展開そのものが大きく改変。後半では、氏の過去作や一枚絵で登場したキャラも含めた怪獣大戦争が繰り広げられる。『象魚』的なダラダラした原風景感覚を残す99年版に比べると、こちらは『赤タイツ男』寄りのモンドな見世物感が強め。優劣は好みの問題で、結局は2冊併せて愉しむのが一番よい。個人的に、女性社員のデザインは99年版を推す。2024/06/01
緑虫@漫画
0
★★★★2024/01/06