感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
内島菫
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収録作品は「豆の木」「桃の伝説・前編」「桃の伝説・後編」「いつか王子様が」「月の輪」「狙われた三人」「灰」「赤いパーカーの女」「7人の小さな老人」「地蔵は歌う」「ロバの街」「月にお願い」。誰もが知っているおとぎ話をまどの流にアレンジ。そのアレンジの法則は、一見無秩序でいきあたりばったりのように見える。しかし、「かさ地蔵」のアレンジである「地蔵は歌う」を読んでいた時、何かふと気づくことがあった。2013/05/22
龍國竣/リュウゴク
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お伽噺を元に練られた十二編。「赤いパーカーの女」「７人の小さな老人」が特に面白い。人を大量に登場させ、一種のパニック状態を作り出すことにこの二作品は成功している。ここに描かれているのが現実かはたまた現代か。そこに確証は得られない。2013/06/22
たけし
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昔話を、今風にアレンジした作品。 王様になってもらう、と言って本当に王様になって、馬に乗って玄関にいたのは少し面白かった。2024/10/26
金魚3匹
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御伽噺、昔話をベースにした内容ということで作者のこれまでの作品の中では取っつきやすいほうだが、パロディというのとも違って独自の世界にズレていく。どうしてこうなるの…？というのを真面目な顔して淡々と描き続けていくのが面白い。2018/10/11
