内容説明
「ぼくはどこにいるのか?」救いもなく癒しもなく答えすらもない。ここは地獄だ。長らく入手困難となっていた珠玉の初期作品集が新たな装いで復刊。
目次
そうではないところへ
天使
ぼくは虎のように走った
おでかけの日
顔のない女について
船
私たちの群れ
夜
鍵
神
地獄
林檎売りの唄
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
★YUKA★
39
何と感想を書いてよいのやら。 とにかく西岡兄妹の世界観にどっぷり浸れました。 他の作品も全部欲しくなってしまいました。ちなみにこちらは直筆サイン本でした(*´ω`*) 2017/10/23
多田幾多
6
フランツ・カフカのような、地獄のような、不安定のようなお話。 2013/05/14
橘
5
西岡作品の、虚ろというか見えているのかわからない目がとても好きです。描かれる夢のような絶望も好きで、時々無性に浸りたくなります。この作品集も良かった。2013/03/21
Mark.jr
2
自選作品集とのことですが、陰鬱で残酷なお伽噺のような作風は相変わらず、というかいつもより山もオチもなく、尚且つグロテスクな作品多めといった感じで、著者の作品のクセがクローズアップされています。2020/04/22
み
1
地獄は夢のようなもの、夢は地獄のようなもの。そんな本だった。2015/05/11