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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ウチ●
2
日本の誇るオトナ漫画のひとつの到達点。「深海魚」で勝又進を知り、すぐに購入・読了。つげ義春の影響大と思い、改めてつげ作小学館文庫版「紅い花」「ねじ式」と比較してみた。結果、少しの類似点と大いなる相違点を発見。(ここでは字数の都合上書き切れませんが)夜這い、ごぜさん、ご新造さん・・・東北の閉鎖的なコミュニティで、実は暗黙の了解のうえ解き放たれている性。根源的な欲求。著者の死後、英・仏訳が相次いで高い評価を受けているというが、このニュアンスが伝わったのだとしたら、素敵な話だ。2015/06/10
やご
1
ネットの書評サイトで紹介されていたのを見て、読んでみることにしました。作者は1960年代半ばから漫画家として活動し、2007年に亡くなる少し前まで作品を出し続けていたようですが、知名度は決して高くないでしょう。わたしはその書評で初めて知りました。本作には1976年から1985年までの読み切り作品10編が収録されています。内容は東北地方が舞台の大人向け日本昔ばなし、というと雑すぎますが、そんな感じです。(続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/1245.htm2022/03/02
3247
0
【再読】70年代後半から80年代前半に描かれた作品を集めたもののようだ。作風は初期のつげ義春などのガロっぽい。非常に丁寧に描かれておりコマの背景も緻密だ。下ネタも含まれる内容だが基本的に人情物といった印象だが、どことなく漂うエロさは著者の視線か。ただこれは露骨なものでなくそこはかとなく香る色気のようなもの。どの作品も鮮やかな余韻を残す幕切れで最後のコマが実にいい。
古本サバイバー
0
日本の昔の田舎風景。自分には生まれた時から縁がないのに読むと不思議と懐かしい気にさせる。2012/10/14
たろん
0
田舎の女性をここまで魅力的に表現できた漫画があっただろうか?いや、ない(反語2011/02/06