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出版社内容情報
発症から病態別看護・患者支援まで脳血管障害ケアに求められる事柄を豊富な写真でわかりやすく解説。脳血管障害(脳卒中)のケアに役立つ基礎知識と実践的知識を豊富な画像とさまざまな事例をもとにやさしく解説しています。「なぜ、そうなるのか?」「そのとき、どうすればよいか?」「回復期のケアで心がけることは?」といった看護師が抱える疑問に答えてくれる内容です。看護師はもちろん、プライマリケアの医師やPT・OT・STなど、脳血管障害のケアに携わる医療スタッフに役立つ一冊です。
Part1 脳血管障害の知識
1.脳の解剖・生理を理解しよう
神経系の構造/大脳の機能/脳の血管/脳幹の構造/小脳と大脳基底核の機能
2.脳血管障害の病態生理を理解しよう
脳血管障害の定義と分類/脳出血/くも膜下出血/ラクナ梗塞/アテローム血栓性脳梗塞/心原性脳塞栓症/一過性脳虚血発作/発症後も進行する脳梗塞/脳血管障害の変遷とリスクファクター
3.脳血管障害の多彩な症状を理解しよう
脳血管障害の症状と特徴/脳血管障害の診療に用いるスケール/神経診察のプロセス/高次脳機能障害
4.脳血管障害の検査・診断法を理解してケアに活かそう
脳血管障害の診療手順/CT/MRI/MRA/頸動脈超音波検査/脳血管撮影/その他の検査
5.血管障害の治療法を理解してケアに活かそう
チーム医療と医療連携/急性期脳梗塞治療の意義/急性期脳梗塞治療のポイント/血栓溶解療法と血栓回収療法/リハビリテーション/地域医療連携クリティカルパス/脳梗塞慢性期の治療?再発予防?/脳血管内治療
Part2 疾患別の病態観察と看護
1.はじめに?急性期看護の考え方?
2.脳梗塞
a.看護に必要な脳梗塞の基礎知識
バイタルサインの安定/診断・検査・説明/治療開始/血圧管理・症状観察/急性期リハビリテーション
b.脳梗塞急性期をより詳しくみよう
脳血管が閉塞しやすい部位
c.事例で急性期脳梗塞の看護を考えよう
3.脳出血
a.看護に必要な脳出血の基礎知識
診断・検査・説明/治療開始/血圧管理・症状観察/回復/高血圧性脳出血の手術適応とは?/脳出血が頻発する部位
b.事例で脳出血の看護を考えよう
4.くも膜下出血
a.看護に必要なくも膜下出血の基礎知識
治療ステージ?/治療ステージ?/治療ステージ?/スパズムの予防と対応方法
b.くも膜下出血の部位別観察ポイント
c.ドレナージ管理
脳室/脳槽/脳室/脳槽ドレナージ
d.事例でくも膜下出血の看護を考えよう
Part3 回復支援と患者・家族ケア
1.回復支援のために何をみる?
背面開放座位/ROM訓練
2.急性期疾患と家族ケア
家族とは/家族ケアとは
3.回復支援の観察とケア
安静臥床がもたらす合併症/脳血管障害再発予防
4.ICFモデル
ICFモデル/ICFモデルの応用
5.機能変化と心理状態
発症から回復期まで/自己効力感
中嶋 秀人[ナカジマ ヒデト]
監修