内容説明
現代に近しい未来、地球規模の未曾有の大災害が起きた。アメリカ東海岸でその災害を体験し、生き延びた愛理は、復興に向かおうとするボストンの地下鉄で謎めいた黒衣の女性と出会う。エリと名乗ったその女性は実は数百年を生きる吸血鬼だった。相手の正体を知らずに、エリとの親交を深めてゆく愛理だが、一方、生まれた時から異界の神に魅入られていた存在でもあった。愛理を巡る、異界の神と女性吸血鬼との争い!
著者等紹介
壱岐津礼[イキヅライ]
京都生まれ。短編小説「赤鰯」(ナイトランド・クォータリーVol.28)にてデビューし、2023年、『かくも親しき死よ~天鳥舟奇譚』(アトリエサード)で単行本デビューを果たした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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