感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうやけPC
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けっこう難しい内容の本だった。基礎知識がないので理解はしきれなかった2023/05/26
火曜日
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『妖精の世界』(1977)改版、仏日の研究者がチュートン・ケルト・アーサー王から発し英文学に根付いた妖精の扱われ方を追う。人外との交流を描く英児童文学の特徴の一つは何らかの「いずれ別れる」を組み込んでいることではと思うが、その発想元はしばしば人が「行ったきり帰らない」とされる妖精伝説にあるのだろうか。妖精文学の17世紀での衰退過程には「いずれ別れる」のモチーフが繰り返されている。ところで人外への想像力は巨大なものにも向かうが妖精は概して小さい。見えないのは「小さいから」でもあるようで、合理的で興味深い。2022/07/27