感想・レビュー
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俗流シュレアリスト・秋吉巒がSM雑誌に発表していた絵が見たくて買ったのだが、併収されている四条綾の方がヤバかった。今でこそ女性のエロマンガ家など珍しくもないけれど、未だ昭和の匂いが濃厚な時代のSM雑誌に、それも女流画家が寄稿することの背徳感。それも執拗なモチーフの繰り返し。更に基礎的な画力に乏しいぶん、剥き出しの欲望が直に伝わってくる。業が深すぎる。その業の果て、不慮の「事故」で画業を中断せざるを得なくなったところは、やはり業の人・岡崎京子の人生にダブるな。2010/08/14
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