内容説明
最近は、グローバルレベルでの大きな潮流の中で、電子商取引関連の標準化動向を的確に把握した上で、ボーダーレスなビジネス環境に耐え得る情報化戦略を整えることが一段と重要になってきている。本書は、今後の電子商取引における実装フレームワークの主流となるXMLベースの設計開発技法を取りまとめたものである。
目次
第1章 電子商取引の技術フレームワーク(電子商取引の技術要件;ビジネスモデリング技法 ほか)
第2章 電子商取引技術フレームワークの国際標準化動向(オープンEDI(Open‐edi)
UN/EDIFACT ほか)
第3章 XMLベースの実装フレームワーク(eCoフレームワーク;RosettaNet ほか)
第4章 XMLベースの設計開発法(XML適用の考え方;UN/EDIFACTのXMLマッピング ほか)
第5章 電子商取引アプリケーションの開発事例(企業向けオフィス用品調達サービス(orderit)用システム
統合購買ソリューション(orderit Enterprise Connector) ほか)
著者等紹介
遠城秀和[エンジョウヒデカズ]
1959年生まれ。’83年東京工業大学大学院情報科学専攻修了。日本電信電話公社(現、日本電信電話)横須賀電気通信研究所、NTTデータ通信(現、NTTデータ)開発本部、MIT客員研究員を経て現在NTTデータ、ビジネス企画開発本部、企業ポータルグループ部長。主として実時間オペレーティングシステムおよび実時間知識処理の研究開発に従事した後、現在は企業間電子商取引に関連したビジネス企画やシステム開発のプロジェクトを推進
森田勝弘[モリタカツヒロ]
1945年生まれ。’70年東京工業大学工学部社会工学科卒業。日本ソフトウェア、三井情報開発、日本銀行を経て、現在日本キャップジェミニ・アーンストアンドヤングテクノロジー・グループ統括プリンシパル。主として情報システムアーキテクチュア、データベース技術、および電子商取引フレームワークの企画・設計、開発に係わるコンサルティング業務を統括。東京工業大学非常勤講師、ISO JTC1/SC32/WG1(標準電子取引)国内主査、ECOM次世代EDI技術調査委員会委員長を兼務
菅又久直[スガマタヒサナオ]
1946年生まれ。’68年東京工業大学工学部土木工学課程卒業。セントラルコンサルタントを経て日本アイ・ビー・エムに勤務。主としてEDIを中心としたネットワーク・サービス事業を担当。’98年より企業間電子商取引推進機構(2000年電子商取引推進協議会に統合)に出向し、幅広く国内・国際のEDI標準化活動に参画
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