内容説明
本書の第1部~第3部では、ドイツ語のスペルと発音について初心者から上級者までを対象にしたノウハウを綴っている。日本人の声楽家・合唱団員にとって難しい発音、見落としがちな発音上の注意点を幅広くカバーした。ドイツでの舞台発音・歌唱発音の伝統と近年の傾向についても触れている。第4部ではソロや合唱の代表的な曲を取り上げ、一曲ごとに歌詞の発音、逐語解説、対訳を付けた。
目次
第1部 ドイツ語のスペルと発音(ドイツ語の発音(初級編;中級編;上級編)
スペルと発音の関係(まとめ))
第2部 歌唱ドイツ語の伝統と現在―歌って伝える表現のために(ドイツ語の「舞台発音」・歌唱発音;歌唱ドイツ語のヒントとテクニック)
第3部 ドイツ語をめぐって(ドイツ語はこんな言葉;ドイツ語の音楽用語集;ドイツ語の歴史)
第4部 ドイツ語の声楽曲・合唱曲名曲選
著者等紹介
三ヶ尻正[ミカジリタダシ]
専門は音楽学、バロック音楽・ヘンデル研究。1962年生まれ。東京大学文学部英文科卒業。英米文学、英語学、英語史、ドイツ語、音声学、美学、音楽史などを学ぶ。在学中よりヘンデル研究を三沢寿喜氏に師事。合唱活動を続けながら、声楽家・合唱団のために英語・ドイツ語・ラテン語の指導も行なう。4年余の米国滞在を経て、2003年現在、南浦和(埼玉県さいたま市南区)在住。日本ヘンデル協会(ヘンデル・インスティトゥート・ジャパン)会員。オラトリオ東京(合唱団)メンバー
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