内容説明
アジア共同体の実現は夢の話ではない!“東アジア共同体”或いは“アジア共同体”構想の立案創設は、時代の成り行きであり、時間的な問題である。TPPがアジア共同体の主体となるか?アジア共同体と離反するか?アジア太平洋地域協力関係研究の第一線の学者研究者が精力的に考察究明した労作。
目次
1 アジア共同体の課題と展望(アジア共同体の課題と展望;今こそ東アジア共同体は必要だ―日・中・韓はいかに協力すべきか ほか)
2 アジア共同体の構想と方向性(領土問題に必要な大局的視点―共同体構想にも共通する歴史的視点;成長する北東アジアの現状と課題 ほか)
3 アジア共同体の構築と将来性(アジア共同体とは何か;東アジア共同体と上海協力機構(SCO)―アジア広域経済圏構築の観点から論じる ほか)
4 アジア共同体の構図と現実(やがて世界は一つになる;「東アジア共同体」内部のサブ・リージョンについて―GMSの調査・研究 ほか)
アジア共同体は何を意味するか
著者等紹介
林華生[リムホァシン]
早稲田大学国際学術院教授、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。早稲田大学アジア太平洋研究センター教授、早稲田大学中華経済研究所所長。一橋大学経済学部・経済修士課程修了。ロンドン大学博士号取得。シンガポール国立東南アジア研究所、シンガポール国立大学、中京大学などを経て、1998年より早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。南開大学、同済大学、上海交通大学、北京師範大学、北京大学、中山大学、復旦大学、ヘルシンキ大学、南洋工科大学などの顧問・客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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