内容説明
中国は、さきに宇宙船「神舟3号」の打上げ・回収に成功し、近く有人宇宙飛行を計画している。宇宙船が軍事転用されるのは常識であり、戦略核兵器・戦術核兵器を保有する「中国の核・ミサイル・宇宙戦力」の急拡大は、隣国日本として座視し得ないものがある。本書は、日本の専門研究者が叡知を集めて、ベールに包まれたその実態を解明した初めての本格的研究報告書である。
目次
序 何故、今、中国の核・ミサイル・宇宙戦力なのか?―中国の核・ミサイル・宇宙戦力への視角
第1部 中国の核・ミサイル・宇宙戦力をめぐる戦略環境
第2部 中国の核戦力と国際核管理への対応
第3部 中国のミサイル戦力とその管理
第4部 中国の宇宙戦力とその国際的問題
終 核・ミサイル・宇宙戦力をめぐる新しい戦略環境とわが国の対応
付録 資料編
著者等紹介
茅原郁生[カヤハライクオ]
1938年生まれ。62年防衛大学校卒業。陸上自衛隊で連隊長、師団幕僚長など歴任(元陸将補)、外務省中国課出向、防衛研究所研究室長、英ロンドン大学客員研究員、第2研究部長を経て99年から拓殖大学国際開発学部教授(専攻は中国政治・軍事、アジアの安全保障問題)
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