感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西澤 隆
3
日本の著作権ビジネスを強制的に立ち上げさせた外圧、プラーゲ博士の騒動を伝える本書。この顔が表紙であることからして好意的ではないのだが、これは著者の彼への印象というよりも「当時日本の人々にこう思われていた」ということなのかも。内容証明を出し演奏会を中止させるなど無理矢理こじ開けるように使用料徴収という仕組みを定着させようとした開拓者の姿と、自らが代理人である楽曲かどうかを確認せずに対応したり料率が相手によってちがったりといった強欲商売人の顔。彼を拒否するために作られた現JASRACの姿とどこか重なる部分も。2017/04/02
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