目次
第1部 『全知識学の基礎』と政治的なもの(第一根本命題と立言判断;理論的知の臨界―『全知識学の基礎』における観念論と実在論の相克;「永遠平和論論評」と知識学―カントとフィヒテの接点としての平和論;相互承認論の原理と射程―フィヒテとヘーゲルの承認論;承認と応責―フィヒテとレヴィナスによる“自然状態における闘争へ”の二つの批判;ドイツユダヤ人による受容から見るフィヒテ政治思想―「ナショナルヒューマニズム」をめぐる同化主義とシオニズムの言説を中心に;フィヒテ政治思想の日本受容―主にナショナリズム解釈をめぐって)
第2部 フィヒテ哲学の諸相(座談会:フィヒテのアクチュアリティ;インタヴュー:ホフマン教授に、フィヒテにおける自然および言語の問題を問う)
資料編