内容説明
本書執筆の目的は、唯物論衰退の原因が一体どこにあり、唯物論の再生、再建のためには、何をなすべきかの方向性を見出したい。また唯物論の本質をさらに深く掘り下げて、唯物論が把持する本質を明らかにして、唯物論が汲み尽くせぬ強靱な生命力を有し、輝きを失っていないことを述べるところにある。
目次
第1部 反映と創造(唯物論と観念論;反映と創造;意識の発生源 ほか)
第2部 弁証法的唯物論と反映否定論(唯物論にたいする「折衷論」―中村行秀氏批判;唯物論の悪しき「改作」―渡辺憲正氏批判;反映否定論者―尾関周二氏批判 ほか)
第3部 人間の生き方(反映と創造の弁証法;意識と言語;人間のこころと社会 ほか)
著者等紹介
池田昌昭[イケダマサアキ]
1945年8月12日父親の勤務地であった現大韓民国・全州に生まれる。1964年3月金沢大学教育学部附属高等学校卒業。1968年3月東京教育大学文学部哲学科哲学専攻卒業。1971年3月早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了。1977年7月1日北陸大学職員となり、最初は北陸大学附属図書館職員勤務。1981年9月図書館情報大学第1回司書講習修了(司書)、北陸大学総務課長、北陸大学大学事務部次長兼学生課長、北陸大学評議員、北陸大学ライブラリーセンター次長、北陸大学国際交流センター講師(日本語・日本事情担当)などを歴任。現在は、北陸大学調査役。石川県私立学校教職員教育功労者賞受賞。日本哲学会会員。唯物論研究協会会員。関西唯物論研究会会員
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