内容説明
本書は、主として北海道、東北、そして沖縄をフィールドに地域社会の研究をしてきた研究者たちによって、「周辺地域」の地域社会再建の視点にたった地域社会理論を構想したものである。これまでの地域社会の社会構造を解明することを重視してきた「構造論」的地域社会理論から「再生産論」・「変動論」・「(命をまもり、暮らしをたて、個々人の能力や特技を生かした社会参加を豊かにする社会)関係形成論」を重視した地域社会理論へ移行することをめざしている。
目次
第1部 知域的不均等発展と地域社会(社会的再生産論における都市と農村の関係論;近代国家形成以降の中央―地方関係;物質の自然循環・生態学からみた都市と農村・資本主義)
第2部 自然・生活・文化と地域社会(自然・社会・生活文化―自然と社会の間柄;沖縄における村落(字)と共同店
沖縄の字誌づくり ほか)
第3部 住民運動(活動)・住民自治・地方自治(地域づくり(地域産業興し)と自治体
地域社会の再生と地方自治
住民自治と住民運動)
著者等紹介
新妻二男[ニイズマツギオ]
1951年生れ。現在、岩手大学教育学部助教授・同教育学部付属教育実践研究指導センター長(兼任)
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