内容説明
住むのはメキシコ、遊ぶのはアメリカ。国境の街で暮らした日々を爽やかに綴った長編ノンフィクション。
目次
プロローグ 北へのエクソダス
第1部 遠き隣人同士(さあ、北国境だ!;バハ・カリフォルニアに着いた中国不法移民たち;汝の隣人を憎め;トルティーヤの塀;不法越境―ブスタマンテ報告書 ほか)
第2部 国境の町々と人々(ホームレス・ロックの夜;タイヤと星の降る街;ハメはずし街に日は暮れて;逆流の地;赤い電車に乗って ほか)
エピローグ 骨を埋める予感
著者等紹介
田辺厚子[タナベアツコ]
本名、馬場厚子。1935年兵庫県生まれ。関西学院大学中退。メキシコ国立自治大学ラテンアメリカ学科修士終了。同大学文学部助教授を経て、フロンテーラ・ノルテ大学院教授を務め、1998年退官。三十数年に及ぶメキシコ在任中に、日本・メキシコ両国の文化交流に大きく貢献したことに対し、1988年に日本国外務大臣賞受賞。また、1999年にはメキシコ・アメリカ国境における活躍に対し、カリフォルニア州知事より表彰。2000年6月、メキシコにて没。享年64歳
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