内容説明
日本で発明された低周波治療器は、理学療法機器として広く臨床に応用されて既に30年以上になるが、現在では患者の症状に対して適切、有効な治療が行われていない。この現状を憂慮した開発者を中心に大学等の多くの医学者による研究成果と治療成績表を公開。
目次
1 電気治療とは
2 電気生理学関連用語の意義の解説
3 低周波治療器開発の動機
4 新形態の電気治療器の開発
5 低周波治療器の開発
6 新規開発技術
7 低周波治療法の原理と実践法
8 人体神経筋の図
資料 治療成績表
著者等紹介
銭谷利男[ゼニタニトシオ]
大正9年10月27日、大阪に生まれる。大阪市立扇町商業学校(旧制)、目黒高等工業学校(旧制)卒業。(株)川西機械中央研究所に入社。多摩陸軍技術研究所嘱託拝命(奏任官待遇)。(財)電子科学研究所に主任研究員として勤務。大阪大学医学部放射線医学教室研究生。平和電子工業株式会社代表取締役に就任。現在、同社相談役。理学博士。厚生大臣賞受賞(平成10年10月23日)。(社)日本ME(医用工学)学会を設立(昭和9年4月)し、初代理事、現在顧問。同関西部会名誉理事。NPO法人マイクロウエーブサージェリー研究会を設立(昭和57年11月)し、初代理事、現在評議員。理学療法機器工業会元会長。理学療法器材工業会元副会長
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