内容説明
熊本県・菊池恵楓園内に設置された小中学校の分校で、病気の子らと9年間を共にした元小学校教師の回想。
目次
年賀状
セイジョウチタイ
だーれもわからん
一対一
悦子の日記
卓上ステレオ
友と別れて
教育日記
十万人に一人
糸瓜
素朴な天性
目標
児童寮
教育の指針
草取り
雪やなぎ
幸子を迎えて
父の来訪
母のもとを離れて
燕
心安らぐ日々
古里の海
お国のお世話に
立場が替わったら
敬愛園との交流
思いやる優しさ
隆の卒業
幸子の日記
帰省
予防法の廃止
心の渇き
普通の人
エス様をおもうから
再会
菊池恵楓園における学校教育について 熊丸茂
付 わが家の庭で
夏の終りに
あとがき
ハンセン病をめぐる私的な思い出 木村聖哉
著者等紹介
藤本フサコ[フジモトフサコ]
大正6年熊本県生まれ。県立第二高女(現在第一高校)を経て昭和11年、女子師範卒業。同年4月より21年3月まで小学校勤務。37年6月復職、50年3月退職。「舫船」会員、「水甕」若葉支社公孫樹短歌会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。