内容説明
漱石は小説の他に多くの俳句や漢詩を残している。句から受けるその「優しい」人柄と、誰でもが関心を持ててすらすら読める「易しい」作品の紹介になるよう、この本では試みてみた―。いまを生きる私たちをも照らし出す「やさしい漱石」論。
目次
1 漱石こぼれ話(漱石と日露戦争・朝鮮;漱石の食・子規の食;漱石の花好き ほか)
2 漱石と子規(フェミニスト子規;子規と『吾輩は猫である』)
3 歴史の裂け目(漱石と自然災害;運動会の美学;臼杵紀行―野上弥生子が生まれた町 ほか)
著者等紹介
西村好子[ニシムラヨシコ]
1947年、佐賀県生まれ。神戸大学大学院文学研究科修士課程修了(日本近代文学専攻)。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学(文化形態論)・博士(文学)。神戸市立定時制高等学校勤務の後、神戸大学文学部・神戸女子大学文学部兼任講師。現在、神戸女子大学嘱託。日本近代文学会員・現代詩神戸会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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