百済の王統と日本の古代―“半島”と“列島”の相互越境史

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  • サイズ A5判/ページ数 271p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784883450367
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

内容説明

景行とは、神功とは、応神とは何か。倭の五王とは、継体とは、天智、天武とは―。4~7世紀の筑紫=九州の古代史を復元。衝撃の「倭国」論。

目次

第1章 百済の王統を考える―沸流系と温祚系と仇台系
第2章 好太王碑文を考える―倭=残国という論理について
第3章 倭の五王を考える―沸流系倭王と温祚系倭王
第4章 「磐井の乱」を考える―継体が創始した九州年号
第5章 『二中暦』を考える1―麁鹿・尾輿から上宮王家まで
第6章 『二中暦』を考える2―上宮王家から高市天皇まで

著者等紹介

兼川晋[カネカワススム]
1929年、広島県に生まれる。旧制五高を経て、54年、広島大学文学部を卒業。58年からテレビ西日本勤務(番組プロデューサー)。88年から九州芸術工科大学等の非常勤講師。現在、―「倭国」を徹底して研究する―九州古代史の会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Emkay

4
ユーザーフレンドリーな文章ではないが、巷の考古学者が躊躇して示唆しかできない説を堂々と展開。百済の三王統の一部が九州で発展し、倭の五王であることや、継体の九州説、物部氏-蘇我氏が独自王朝を展開等、目が覚める内容。朝鮮半島の史料を多く使っている点や、「貴国」等漢字を細かに分析している点も説得力がある。結局のところどの説にも決定的証拠はなく「どちらがつじつまが合う自然な解釈か」という点に落とされている点がやはりという感じ。『日本書記』がなぜ虚実入り混じった内容になったのかという点にも興味が向く。2016/02/18

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