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内容説明
あの激動の時代、子供たちはなにを見ていたのか。昭和44年10月~45年10月。一人の青年が北海道から沖縄まで、一年かけて百二十の小学校を自転車で訪ね、子供たちの絵を集めた。
目次
北海道
東北
北陸
関東
中部
関西
中国
四国
九州
沖縄
著者等紹介
鈴木浩[スズキヒロシ]
1945年、岐阜市に生まれる。1969年~1970年、児童画を集めて自転車で日本全国の小学校を訪問し、「足で集めた児童画展」を開催する。1971年~1984年、映画製作会社に勤務し、企業PR映画や記録映画、教育映画を演出する。1984年、独立し「暮らしの映像社」を始め、現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
53
9月4日放送の「ナニコレ珍百景」の紹介を見て購入。自転車旅で児童画を集めて展覧会、という50年前の著者の思いが、現在はウェブや本書で完遂。ネットで自分の絵を知った元・小学生からの連絡があり、本人に返還された絵もあるというから、これをきっかけに交流も生まれていくのだろう。表紙になった「電車」は、当時廃止になったばかりの江若鉄道の車両(ディーゼルカー)。鉄道写真にも残されている、まさに時代を描いた証言。遠近法や技術にとらわれない子どもの絵は、つくづく大人には描けない魅力がある。将来も大切に残してくださいね。2022/10/29
つーちゃん
8
作者が昭和44年から、全国の小学校を自転車で回り、集めた絵で児童画展を開催したその総集編。子供って思った以上に、働く大人の姿や、建物の細かいディティールを観察している。昭和にあったが今はもう見られない建物、自然、工場、街並み。家族や友人の絵も、きっと真剣な眼差しで見つめていたんだなと思う。色使いや構図が、大人の常識にない大胆な感じも面白い。平成版、令和版もあったらいいな。令和版はみんな人物画がマスクの絵だったりして。それも時代。子供の時のキラキラした思い出がその後のこころの拠り所になるって感じ、良いよね。2022/03/24
ネジとサビ
2
どうして同じ年齢なのに、こんなに画力が落ちたんだろう。実体験の乏しさか。 学校に入れて先生方へ紹介したい2023/10/11
若獅子
2
地道な努力で集めた貴重な資料。2022/04/28
kaz
0
昭和かどうかと言うよりは、子どもの絵の素直さに懐かしさを感じる。構図や色彩にすごい才能を感じるものも。図書館の内容紹介は『激動の時代、子供は何を見ていたのか。1969~70年、日本各地の小学校を訪ね、子供たちの絵を集めて児童画展を開いた著者。地域の自然、人々の生活、学校…。当時の絵をカラーで紹介するほか、児童画収集道中日記も収録』。 2023/12/22