出版社内容情報
方法的視点から
こんなに濃密で知的刺激に充ちた
「国語の授業」があったのだ
国語の力とは書く力のことである。
日本語という文字を言葉として記すことのできる力である。
装幀:毛利一枝
【目次紹介- 抜粋 -】
解説 「国語教育」の方法と原理を問う 「学校国語」について ――序にかえて
第一章 高校「国語」教師の仕事
方法としての「国語」
私言 ――学校のできること
「国語」の領分 ――〈方法としての国語教育〉観
職業としての「国語」教育 ――教師論の視点から
国語の力について ――感覚は教えられる
言葉で読む人
短歌教育の功罪 ――高校国語教師のノートから
第二章 「国語」の授業から
『伊勢物語』を読むためのノート ――「古典」入門
古代和歌を読む
『徒然草』第四十五段
『徒然草』第百四十一段
『伊勢物語』第二十四段
『源氏物語』冒頭文を読むために
志賀直哉『暗夜行路』序詞を読む
中原中也「北の海」を授業で読む
芥川龍之介『羅生門』の読み方
第三章 文化としての「国語」
「作文」の思想 ――その現代的意義
言語のマトリックス ――新・文法 入門学
「国語力」回想
工藤信彦のCHALK TALK 「『わたし』ってだあれ?」
日常性の解読 ――「FORUM–7」シンポジウム(二〇〇二年度版)
痕跡 点・点
私の17才 ――遅れてきた少年
郷愁と格闘 アルザス日本校 ――創立の一年体験、若い国際人に期待
あとがき ――さらば「国語」
インサイド・アウト
謝辞
初出一覧
著者紹介
工藤信彦くどう・のぶひこ
1930年、樺太大泊町生まれ。
北海道大学文学部国文科卒。北海道立札幌南高等学校、藤女子高等学校、成城学園高等学校、アルザス成城学園で教鞭を執り、成城学園教育研究所長で定年退職。社団法人全国樺太連盟理事を経て、現在に至る。
著書『日本文学研究資料叢書・高村光太郎・宮沢賢治』(有精堂)、『明解日本文学史』(三省堂)、『書く力をつけよう』(岩波ジュニア新書)、『現代文研究法』(共著、有精堂)、『講座日本現代詩史』(共著、右文書院)、『現代詩の教え方』(共著、右文書院)、『現代詩の解釈と鑑賞事典』(共著、旺文社)、『わが内なる樺太 外地であり内地であった「植民地」をめぐって』(石風社)その他多数。
目次
解説 「国語教育」の方法と原理を問う
「学校国語」について―序にかえて
第1章 高校「国語」教師の仕事
第2章 「国語」の授業から
第3章 文化としての「国語」
痕跡 点・点
あとがき―さらば「国語」
著者等紹介
工藤信彦[クドウノブヒコ]
1930年、樺太大泊町生まれ。北海道大学文学部国文科卒。北海道立札幌南高等学校、藤女子高等学校、成城学園高等学校、アルザス成城学園で教鞭を執り、成城学園教育研究所長で定年退職。社団法人全国樺太連盟理事を経て、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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