内容説明
阿蘇の山村を出たひとりの少年が満州・シベリアでの過酷な体験を経て一個の画家となった。
目次
シベリアへの旅(シベリア再び;旅立ちの風景 ほか)
満州・シベリアの七年(阿蘇に育つ;内原訓練所 ほか)
まどろみの幼年(モリしゃん;チューリップ ほか)
絵を描く俘虜(兵隊色の絵;旅 ほか)
声がする(チュウブを搾るとき;闇の絵 ほか)
著者等紹介
宮崎静夫[ミヤザキシズオ]
1927年熊本県小国町に生まれる。1942年15歳で満蒙開拓青少年義勇軍に志願、満州へわたる。1945年関東軍へ現役志願(17歳)。10月関東軍捕虜としてシベリアへ抑留、4年間の俘虜生活を送る。1957年海老原喜之助に師事。1961年ドラム缶シリーズでシェル美術賞佳作、熊日賞など受賞。1968年、渡欧、約1年間遊学。1970年「死者のために」を描きはじめる。2008年熊本県芸術功労者として顕彰される。2010年第69回「西日本文化賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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