内容説明
自然循環を土台に地域化、共存化への進展。多くの有機農業の逸材を輩出してきた霜里農場。当主夫妻が半世紀余りの軌跡と気概を次代につなぐ
目次
有機農場GRAFFITI(4色口絵)
プロローグ 有機農業への共存的な広がり
第1部 いのちを守る循環農場づくり 1970~1992年を主に
第2部 有機農業の礎を築くために 1990~2023年を主に
第3部 金子さんと霜里農場に寄せて(岸康彦ほか)
エピローグ 有機な人々と出会う 支え合う
著者等紹介
金子美登[カネコヨシノリ]
有機農家。1948年、埼玉県生まれ。農水省農業者大学校を第一期生として卒業後1971年から、徹底した有機農業に取り組む。国内外からの研修生を受け入れる傍ら、自らの霜里農場(3.5ヘクタールの田畑、1.5ヘクタールの山林。肉牛、採卵鶏などを飼養)をベースに消費者と提携したり、地場産業と連携したりして、有機農場の地域的・共存的展開をはかる。有機農業研究会(後のNPO法人日本有機農業研究会)幹事、NPO法人全国有機農業推進協議会初代理事長、AFJ日本農業経営大学校副理事長などを歴任。2022年没
金子友子[カネコトモコ]
有機農家。東京都生まれ。大学卒業後、テレビ局(九州朝日放送)に勤務し、さらにフリーのアナウンサーに。複合汚染が社会問題化したときに合成洗剤を追放する活動に参加し、有機農業研究会に加入。1年間のヨーロッパ有機農家めぐりをした後の1979年、美登と結婚。以来、二人三脚で霜里農場を切り盛りし、多くの研修生を受け入れたり、消費者との提携をはかったり、有機の自給区づくりをめざしたりして有機農業のあるべき姿と持続可能性を発信し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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