内容説明
世界各地で広がる産消の近接提携。確かな地産地消で、足もとの食・農を立て直すオーガニックで動的なCSAの仕組み、手法を提示。
目次
第1章 CSAの概念と日本での展開(CSAという方法の源流と原型;日本でのCSAの成立と展開)
第2章 欧米におけるCSAの動向(CSAの原型・スイスと日本のTEIKEI原則;食の生産基盤を支えるアメリカのCSA;フランスの農業事情とアマップの成立・展開;食から社会的活動まで模索するイタリアのGAS;資料 ヨーロッパCSA宣言)
第3章 日本でのCSAの事例と特徴(コミュニティをつくりだす―なないろ畑農場;日本初のCSAとしてのメノビレッジ長沼;食・農で地域をサポート―わが家のやおやさん 風の色;ライフスタイルに合った農業の展開―つくば飯野農園)
第4章 欧米でのCSAの事例と特徴(消費者とともに持続可能な農業に―アメリカ・ヘンリーズファーム;グローバルに考え、ローカルに動く―カナダのCSAの精神;安全な農産物を供給し、緑地を守る―フランス・プレヌッフ農園)
第5章 改めてCSAと産消提携を考える(有機農業・産消提携の動向とCSAの可能性)
著者等紹介
波夛野豪[ハタノタケシ]
三重大学大学院教授。1954年、京都府生まれ。神戸大学経済学部卒業後、総合電機企業勤務を経て兵庫県南光町で有機農業を自営。消費者団体の実務や民間病院での自給農場の指導に携わる。神戸大学農学部大学院博士課程修了後、京都短期大学助教授などを経て現職。CSA研究会代表。有機農業や産消提携、CSAなどをテーマにした研究をおこなう
唐崎卓也[カラサキタクヤ]
農業・食品産業技術総合研究機構本部上級研究員。1966年、鹿児島県生まれ。千葉大学大学院園芸学研究科修了後、農水省農業工学研究所、農村工学研究所を経て現職。専門は農村計画、緑地学。博士(学術)。千葉大学非常勤講師。日本農村生活学会理事。CSA研究会の事務局を担う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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