出版社内容情報
「人の体と土とは一つである」という東洋の叡知・身土不二をもとに、地に足のついた食と農への道筋を探る。待望の復刊。身土不二(しんどふじ)とは「人の体と土とは一つである」とし、身近なところで育った旬のものを食べて暮らすのがよいとする考え方。生物とその生息している土地、環境とは切っても切れない関係にあるという意味合いで使われる。生存すら危ぶまれる現代。東洋の叡知・身土不二をもとに、地に足のついた食と農への道筋を探る。待望の復刊。
はじめに
プロローグ いま、なぜ「身土不二」なのか
第1章 食べることが問われる時代に
第2章 「身土不二」のルーツを求めて
第3章 手の届くところにある「食と農」
エピローグ 食い改めて生き方が変わる
復刊に寄せて
山下 惣一[ヤマシタ ソウイチ]
著・文・その他
内容説明
食べ方は生き方。「生」への不安が続く現代。東洋の叡知「身土不二」をもとに、地に足のついた食と農への道筋。
目次
プロローグ いま、なぜ「身土不二」なのか
第1章 食べることが問われる時代に(あなたは何で死にますか?;食べものと病気のややこしい関係;「所」変われば「食」も変わる;「病は口から入る」の虚と実;キッチンカーが全国を回った日;知らぬが仏か知らぬと仏か)
第2章 「身土不二」のルーツを求めて(ある長寿村の困惑;悪戦苦闘の出典探し;中国の僧侶は、かく語りき!?;韓国の「身土不二」と「農部不二」)
第3章 手の届くところにある「食と農」(フード・マイルズの思想;土地のものを土地の人が食べる意味;地域自給の実現に向けて)
エピローグ 食い改めて生き方が変わる
著者等紹介
山下惣一[ヤマシタソウイチ]
1936年、佐賀県唐津市生まれ。農業に従事するかたわら、小説、エッセイ、ルポルタージュなどの文筆活動を続ける。1970年、『海鳴り』で第13回日本農民文学賞、1979年、『減反神社』で地上文学賞受賞(直木賞候補)。国内外の農の現場を精力的に歩き、食・農をめぐる問題などへの直言、箴言を放つ。アジア農民交流センター(AFEC)共同代表などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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