農産物直売所は生き残れるか―転換期の土台強化と新展開

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883402854
  • NDC分類 611.46
  • Cコード C0061

内容説明

産地の「強み」発揮へ。いまのままでは優位性がなくなり、競合・競争時代に突入。生産者、運営側、消費者が食・農の価値観を共有し、地域にとって不可欠な拠り所にしていくための方策と道筋を示す。

目次

第1章 原点喪失ぎみの農産物直売所の本来あるべき要件(地域資源、ふるさと資源の活用と「農産物直売所」;まず、スコープ・エコノミーの理論に触れる ほか)
第2章 農産物直売所の存在と「地産地消」進捗への誤解をただす(地産地消活動の理念が「農産物直売所」に十分反映しているか;「農産物直売所」を軸にした地産地消活動と他の活動との連携、消費者啓蒙・啓発活動の推進 ほか)
第3章 科学的・創造的な地域人材参加型の経営体質に(販売、組織づくり、経営を万全にするために;定期的に顧客属性の変化や商品・サービスへのニーズをつかむ ほか)
第4章 農産物直売所こそ地域コミュニティ形成の中核となる(地域農業再生の道筋づくりを支える「農産物直売所」;「農産物直売所」を基点(臍)とし、新しい複合型のチャネル戦略を実践する ほか)

著者等紹介

二木季男[フタツギスエオ]
農業・農村マーケティング研究所長。1935年、長野県生まれ。法政大学社会学部卒業。東京農業大学大学院(農学研究科、農業経済学専攻)修士課程修了。(株)綜合統計研究所(現、(株)綜研)でマーケティング・リサーチ、統計分析に携わり、市場調査部長、取締役などを歴任。1996年、東京農業大学より博士号(農業経済学)授与。1998~2002年、東京農業大学国際食料情報学部助教授を経て現在、埼玉県農業大学校非常勤講師、島根県中山間地域研究センター客員研究員なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

17
修論(1997)でもお世話になった先生の好著。 美味しいところは、図解の部分なので、 それらはスマホで撮影保存した。 ここでは、最後の4つの重要事項(262頁~)を挙示しておきたい。 ①農産物直売所は地域農業再生の道筋づくりの役割をもった存在。 ②これからのわが国農業の再生は、農業者のみでは不可能。 ③地産地消活動との関連でも理念が重要で、地域条件を踏まえた地域農業再生の道を築く。 ④農産物直売所の機能の複合化や廃校活用などソーシャルビジネスとの連携で住民と接触、売上で相乗効果を。 2014/03/18

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