目次
プロローグ 備長炭の価値と可能性を発信
第1部 紀州備長炭とともに歩む(炭やきの本場で幼少の日々を過ごす;辛抱強く炭やきに明け暮れて;大阪の海員養成所から呉の海兵団へ;海防艦でのドラマチックな青春 ほか)
第2部 備長窯をつくり炭をやく技術(備長窯づくりの資材と基本工程;原木の立て込みと蒸し込み・口焚き;ネラシの基本と素灰入れ・窯出し;よもやま話 道具・炭材・トラブル対処法 ほか)
エピローグ 紀州備長炭の発展のために
著者等紹介
玉井又次[タマイマタジ]
大正15年、和歌山県南部川村生まれ。幼少時に両親と死別し、一時宮崎県のおじに引き取られるが小学校卒業後、故郷に戻り、姉妹婦や兄とともに炭やきに従事。昭和16年、海員養成所に入り海兵となって南方に従軍、フィリピンで終戦を迎えるが1年半近くをジャングルで隠れて暮らす。その後、半年間を捕虜として過ごし、昭和22年12月に復員。故郷で白炭をやいたり、奈良県でガス炭をやいたりしたあと、日置川町の山を転々として備長炭をやく。昭和48年、平地に備長窯を6基構築、現在の集合製炭(庭先製炭)のさきがけとなる。昭和60年以降、中国やタイへ備長炭製炭の指導に行く。平成5年、紀州備長炭指導製炭士に認定される。平成6年、有限会社備長炭研究所設立。平成14年、和歌山県より県の名匠として認証を受ける。これまでに多くの炭やき志願者を受け入れ、親身になって修業させ世に送りだす
広若剛[ヒロワカツヨシ]
1964年、宮崎県生まれ。国際炭やき協力会事務局長。ディアンタマを支える会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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