内容説明
「安全・安心」の食品企業像を求めて。応援し、監視し、要求する。女性たちが株主になり、企業と食の変革にのりだした―。
目次
序章 雪印再生・支援の試みと田舎のヒロイン
第1章 雪印食中毒事件の発生と信頼回復運動
第2章 雪印100株運動の呼びかけと反響
第3章 牛乳とともに育ち、変化した雪印の生い立ち
第4章 いざ株主総会へ―発言せずにはいられない
第5章 「信頼回復」の崩壊―牛肉擬装表示事件
第6章 社長を呼ぼう社員ととことん話そう
第7章 雪印はどこまで生まれ変わったか
第8章 酪農と牛乳・乳製品のつながりを見直す
終章 食べ物と工業製品のはざまで―雪印事件の残したもの
著者等紹介
やまざきようこ[ヤマザキヨウコ]
農業(和牛繁殖・肥育一貫経営ほか)。1948年石川県生まれ。1971年早稲田大学教育学部卒業後、音響効果の仕事に従事。夫一之氏との結婚を機に福井県三国町で開拓農業を始める。全国の農村女性のネットワーク「NPO法人 田舎のヒロインわくわくネットワーク」代表
榊田みどり[サカキダミドリ]
フリージャーナリスト・農政ジャーナリストの会会員。1960年秋田県生まれ。1983年東京大学仏文科卒業。1985年ころから有機農業運動に関心を持つ。1987年生活クラブ生協連合会に就職。主に農業・ゴミ問題の記事を担当。1990年退職後、農業・環境問題・食育等をテーマに農業誌、一般誌などで執筆活動を続ける
大石和男[オオイシカズオ]
京都大学農学研究科助手。1970年広島県生まれ。学生時代から農業交流に関心を抱き、全国の農家を訪ね歩くなかで、学生サークル「農業交流ネットワーク」結成。専門は農業社会論。近年の研究テーマは、日本の農業を守るための思想、社会運動についてなど。「NPO法人 田舎のヒロインわくわくネットワーク」理事
岸康彦[キシヤスヒコ]
(財)日本農業研究所研究員・農政ジャーナリスト。1937年岐阜県生まれ。1959年早稲田大学文学部卒業。同年(株)日本経済新聞社入社。1985年論説委員。1997年愛媛大学農学部教授。2002年(財)日本農業研究所研究員。2001年農林中央金庫非常勤監事。2001年食料・農業・農村政策審議会臨時委員
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