内容説明
「経済・産業中心主義」「量的成長主義」の帰結として経済成長型モデルのデッドエンドを迎え、それに替わる新たな成熟社会型モデルが求められている。本書では、社会・文化的視点から、日本の現状を考察し、それを踏まえた新たな社会モデルの中核として「人間域」×「多層的自立社会」を提唱する。人生設計の可能な国を目指して、日本のシフトすべき方向性をコンセプトレベルで描く。
目次
岐路の自覚(為される側の有理;そこにあるもの;立場の罪;懲りない人間)
希望の設計(大切にするもの;人間域を考える;多層的自立社会の構想;人生設計の可能な国へ)