内容説明
いわゆるマーケティング・フレームの中には、本来は万能でないにもかかわらず原理原則的なものと扱われ、頻繁に使われるもののうまくいかないというケースが多くあります。現場のさまざまな案件に対応するには、状況に応じてこの手法は使えそうだ、逆にこの手法は今回は使わない方がいいだろうといった判断の基準が必要です。しかし多くの教科書に載っているのは「有用である」という総論と「こう使ってうまくいった」という成功談で、「こういうときにこの手法は使うべきでない」という議論はほとんどありません。本書は、こうしたマーケティングの考え方やフレームを実践においてどのように使えばよいかについてまとめたものです。
目次
1 なぜ教科書通りのマーケティングはうまくいかないのか
2 過剰な一般化
3 過剰な設計
4 過剰なデータ重視
5 現場の広告プランニング
6 北村塾 受講生との対話から
著者等紹介
北村陽一郎[キタムラヨウイチロウ]
電通統合プランニング・ディレクター。1973年生まれ。東京大学教育学部卒、1996年電通入社。テレビ広告・スポーツ放送権業務などを経て、2012年より広告プランナー。自動車・食品・精密機器・金融・アプリなど幅広い広告主のプランニングに従事するかたわら、社内向けの少人数制プランニング塾「北村塾」を開講中。NPS=98.4、推奨度平均9.89点という圧倒的な人気を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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