内容説明
デジタル環境の進展で、企業の提供価値は「モノ」から「サービス」へ転換していくと言われています。一般的に広告は「サービス業」と言われますが、広告ビジネスの多くは実は、限られた広告「枠」の取引に際しての手数料で成り立ってきました。つまりは、いわば「モノ」取引的な側面が強くありました。高度情報社会において、広告ビジネスは現在の「モノ」的取引を前提とするビジネスモデルのまま、生き残れるのでしょうか。海外の広告ビジネスの潮流、GAFAなど広告ビジネスでも存在感を増すプラットフォーマーの動き、さらに日本の広告ビジネスの成り立ちからの考察を含めて、広告産業が生き残るために必要なビジネスモデルの変革の方向性を導き出します。
目次
1 広告ビジネスは「サービス業」に転換する
2 独自の歴史をたどってきた日本の広告業界
3 10年後、広告会社と競合するのはいったい「誰」か?―テクノロジー競争の時代
4 宣伝部からマーケティング部へ―企業の「マーケティング」が変わる
5 なぜ「サービス」としての広告の実現は難しかったのか―AaaSという革新
6 DXを実現した広告ビジネスで生きる「クリエイティビティ」
7 「広告」がつくる価値創造する市場―世界第3位の広告市場 日本から新しいモデルを発信しよう
著者等紹介
安藤元博[アンドウモトヒロ]
博報堂DYホールディングス常務執行役員。博報堂常務執行役員。博報堂DYメディアパートナーズ常務執行役員。1988年博報堂入社。以来、数多くの企業の事業/商品開発、統合コミュニケーション開発、グローバルブランディングに従事し、“生活者データ・ドリブン”マーケティングの中核組織を率いてきた。現在、博報堂DYグループのテクノロジー領域を統括する。ACC(グランプリ)、Asian Marketing Effectiveness(Best Integrated Marketing Campaign)他受賞多数。ACCマーケティングエフェクティブネス、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル等の審査員を歴任。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了(社会情報学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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