内容説明
チャンスは常に人々の隠れ不満の中にある。表面的な問題ではなく、本質を突くための思考法とは?ほんとうの欲求を読み解くフレームを公開。
目次
序章 いま“ほんとうの欲求”は、本人も自覚できていない
第1章 みんな“見当違いの欲求”に応えようとしている
第2章 “ほんとうの欲求”の見つけ方はシンプル
第3章 4つの窓から見えてくる“ほんとうの欲求”
第4章 なぜ“ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚”なのか
第5章 “本人も気づいていない、ほんとうの欲求”それがインサイト
第6章 インサイトを明らかにする方法
第7章 インサイトからヒットを生み出す方法論
著者等紹介
大松孝弘[オオマツタカヒロ]
株式会社デコム代表取締役。大手広告会社を経て、2002年株式会社デコムを創業。インサイトやアイデア開発支援に関する著書、講演は、海外も含め多数
波田浩之[ハダヒロユキ]
株式会社デコムパートナー(元執行役員)。大手広告会社を経て、フリーランスとしてマーケティングやプロモーションの企画を中心に活動。2006年に株式会社デコムに参画し、インサイトリサーチの分析・企画・インタビューの実務を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
26
インサイトは、客観的な事実とそこから生まれた感情の組み合わせでなければならない。これは、インサイトが人を動かす心理であり、最終的にアイデアを創るために用いられるということがその背景にある。インサイトが「感情」のみになってしまい、客観的な事実から生まれた感情でなければ、的外れなアイデアを生んでしまう可能性が高くなるからだ。コカ・コーラは、「SONAR」という世界共通の仕組みを導入し、買い物客の購入状況を分析している。また、P&Gは「ショッパー・ベースド・アプローチ」という考え方で小売業への提案を行っている。2020/02/16
まあちゃん
6
ほんとうに望んでいることは無自覚。そこを満たすマーケティングをしていく必要がある。ほんとうの欲求は、不満の中に隠れている。言葉になっていることをそのままうのみにしてはいけないのだ。仕事での部下との対応、お客さまとの対応。をのなかで本当に彼らが望んでいる声にならない要望に耳を傾ける大切さというものを、この10年仕事を通して学び続けている。そしてこれは自分の望んでいる本質にもアプローチできる。自分の望んでいることをないがしろにしてはいけないことを最近別書で学んだ。物事はつながっている。2021/08/09
みやこ
1
自動車が初めて誕生したときの話を思い出しました。もし顧客に聞いていれば、より速く走る馬車としか答えは返ってこなかっただろう、と。2021/11/18
髙橋めんべい
0
★☆☆☆☆ クライアント打ち合わせ中に「インサイト獲得が課題」と話があり、関連しそうな本を読んでみた。無自覚な不満を見つけるために満足してる事とその理由から逆を取るというフレームについては納得感があった。しかし事例がどれもピンと来なくてかなりモヤモヤした。行動経済学の本とかならインサイトについて分かるでしょうか。2022/02/03
Oki
0
要は、無自覚な不満とそれを解決するアイデアに気づけるかどうかで。 フレームワークと言っても、お気に入りのこと:をヒントにする位か。2023/09/21
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- 和書
- 呻きから始まる