内容説明
本書は、特別講座「〓崎卓馬のクリエイティブ・クリニック」の講師が執筆。言葉と映像の仕組みを駆使して、面白い広告クリエイティブを作るためのポイントを分かりやすくお伝えしています。
目次
1章 セツメイ病を治そう
2章 頭の中の他人を追い出そう
おまけ HCC賞第30回記念スペシャルトークショー 神様の言葉(仲畑貴志×〓崎卓馬)
3章 背骨の太い企画にしよう
4章 いいオリエンのつくり方
5章 世の中の形を変えよう。少しでも
著者等紹介
〓崎卓馬[タカサキタクマ]
電通クリエイティブ・ディレクター。2度のクリエーター・オブ・ザ・イヤーを受賞など国内外の受賞も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
119
うーん、微妙。事例がたくさん出てくるのはわかりやすいけれど、変に物語形式を混ぜたりするのが七面倒くさく感じてしまった。致命的なのはタイトルと中身の相違。たしかに、最後にタイトル通りのことは言ってるんだけど、あくまでも本の中に出てくる広告の企画に限った話で、もっと広く企画のことを指しているわけではないところがモヤモヤする。もちろん、拡大解釈はできるかもしれないけど、どうもどこに行くのかわからない本だった。2020/07/06
ニッポニア
37
当たる企画を考えるためにすべきこと。具体例をあげつつ、大変わかりやすく解説してあります。例えば社内イベントの企画、にも役立ちそうな技法なので、誰でも参考になるのでは。伝わらないと意味がない、という一貫した姿勢があります。以下メモ。時間軸を逆転させて、結果から。セツメイ病に陥るな。「わからない」は「つまらない」になってしまう。ブリッジコピーで重要なのは語尾。コピーは書くじゃなく、チョイス。正しく悩みさえすれば面白くならない企画はひとつもない。2022/11/05
kana
24
同著者の「はるかかけら」が大変素晴らしかったので、本職の方の本も手に取ってみましたが、こちらもよかったです。触発される。仕事の正解がわからなくなって鬱になりかけの後輩トミタくんの相談に乗りながら、感性的なクリエイティブをどう因数分解して面白くしていくかをロジカルに考えるという内容です。同じ思考回路を持つためには圧倒的にインプットアウトプットが足りませんが、気付きは多く、ハイライトが止まらない。いかに伝えたいことを説明せずに届けるか。プロの仕事哲学が詰まってます。これであんな小説も書けるんだからずるい。2021/02/14
ねこさん
9
すごいなぁ。良くそんな発想が出るなぁ…と尊敬。CMメインだったので思っていた企画の内容とは違いましたが「大切なのは自分が何を思いつきたいか、を徹底的に考えること」は仕事でも意識していきたい。2020/01/06
ぷー
4
CMプランナーとして行き詰まっている人向け。企画を考えるうえで大事な事もちりばめているので、クリエイティブ系にもオススメかも。コピーの目線もあって、面白かったな。2022/05/10