内容説明
絶滅のおそれのある日本語360語を紹介。
目次
1 あいさつ、呼びかけ、受け答え
2 おじいちゃんの教え おばあちゃんの知恵
3 前向き、ひたむき、表向き
4 かわいい
5 きれい、品がいい、色っぽい
6 おもろい
7 おふざけ、地口、お調子言葉
8 大人の常識語
9 学ある人の教養語
10 言い得て妙
11 名句、名言、名調子
12 大形、大袈裟、大時代
著者等紹介
藤岡和賀夫[フジオカワカオ]
プロデューサー/NPO法人直伝塾代表。兵庫県武庫郡魚崎生まれ。姉一人、兄弟四人の三男、三歳で家族と共に上京。幡代小学校(渋谷区)/東京高等学校尋常科・高等科(中野区)/東京大学法学部(文京区)を通して渋谷区代々木初台/幡ヶ谷本町に住む。株・電通入社後大阪勤務(豊中市住)四年半を除き港区麻布に住む。1987年電通退社独立、2003年NPO法人直伝塾設立“絶滅のおそれのある”日本の言葉、風景、習慣を回復するための“レッドブック運動”を提唱
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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KAZOO
5
柳の下のどじょうを狙ったのでしょうが、私もそのどじょうになってしまいました。12の分野に分けて昔おぼえていたさまざまな言葉、地口、名句などがぞろぞろ出てきます。最近の若い人などは一度も聞いたことがないような言葉なども出てくると思います。語源なども詳しく解説してくれています。2014/02/17
橄欖石
2
学校本。日本語が好きです。古き良き言葉はもっと好きです。そんな私の『好き』を満足させてくれた本。辞典のような形で連想順に並べられた言葉ひとつひとつをゆっくり味わいました。そもそも知らない、聞いたこともない言葉もあり、新たな知識を吸収できました。しかし、それと同時にとても焦りました。だって知らないということは伝えられないということ。私たちより先の時代を生きる人たちが、満足に日本語を使えなかったら。童謡って何?と聞かれたら。そんなことが起きないように、老若男女問わず、たくさんの人に読んで欲しいです。2016/02/01
ray
2
心に留めておきたい言葉がたくさんあった。日本語の奥深さ、伝えていきたい。2011/07/26
4fdo4
1
「色里用語のいろは」は時代小説を読むのに役に立つ。 本著で気に入った言葉は 「断じて行えば鬼神も之を避く」 <固く決意した上で迷わすに行えば、鬼神も恐れて近づかない> 元は史記の言葉である。2013/07/28
tuppo
1
押し付けがましくやたら上から目線でご教授してくれるのでとても楽しく読むことができます2012/09/13