内容説明
フィー、ファイ、フォ、ファム。におうぞにおうぞ、イギリス人の血のにおい。いきていようがしんでいようがほねごとひいてパンにしてやる。メアリー・ポープ・オズボーンが、いまの読者のために、イギリスの有名なむかしばなしを、おかしくも不思議な物語に書き直しました。そして、ジゼル・ポターの魅惑的な絵が、ケイトというあたらしいヒロインに、息をふきこみました。あたまの回転が速く、勇敢な少女が、いじきたない大男をみごとに出し抜く痛快さに、おもわず拍手を送りたくなります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
29
女子にはたまらない「ジャックと豆の木」女子バージョンです。正義感にあふれる勇敢な女子って言うところが最高です。娘さんにも大うけでした。元気な女子のいるお家にはぜひお勧めします!2020/03/10
わむう
20
ジェンダー絵本。マジックツリーハウスの作者さん。ジャックと豆の木のガールズファイトバージョン。ケイトが悪者を退治し勇敢に困難に立ち向かう姿が女性の社会進出を表している。2017/09/23
遠い日
11
「ジャックと豆の木」を女の子版として書き換えた昔話。きれいな話になっていて、元の話を彷彿とさせながらも、味わいはある。ジゼル。ポターの絵が、なんといってもいい。2018/08/12
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
ジャックと豆の木の女の子(ケイト)版。実はこういうことだったのか!という家庭環境の伏線があり、ケイトは試されていたのですが、勇敢な女の子で良かったというおはなしになっています。 【ジェンダー絵本 女の子らしく なくていい!】2019/08/08
kiti
0
ラストは特に、えっそんな展開!?といった印象。とすると始めの母の姿にやはり違和感を覚えたり・・・2012/06/28